<< 戻る
米国食品安全強化法(FSMA)に対応する PCQI 養成コース
第2回
Preventive Control of Human Food PCQI コース
食品安全確保の考え方は、ハザード・ベースからリスク・ベースへ――
FSMA(米国食品安全強化法)の要(かなめ)ともいえる「ヒト用食品の予防コントロール」(Preventive Control for Human Food:PCHF)規制が 2016 年 9 月 19 日に適用されました。PCHFではハザード分析を行い、食品安全計画(Food Safety Plan)を作成し、実行しなければなりません。ハザード分析を行い、従来の CCP に当たるプロセス予防コントロールのほか、ハザードと紐づけされるサニテーション(環境調査を含む)、アレルゲン交差接触、サプライチェーンプログラムも「予防コントロール」としてCCPなみの管理が要求され、モニターするパラメーター及び値、モニタリング手法、修正及び是正措置、検証及びそのための記録保持を定めると同時に、予防コントロールされるべきハザードに対するリコール計画も食品安全計画の枠内に構築しなければなりません。
この食品安全計画の作成、実施、検証、記録のレビュー、バリデーションの実施、再分析の実施などを行うために、「予防コントロール有資格者」(Preventive Control Qualified Individual:PCQI)という有資格者が最低1名(社外を認める)を保有していなければなりません。
FSSC22000 や SQF といったグローバル認証はその要求事項を定める GFSI のガイダンスドキュメント改定に伴い、FSMA対応を明確に打ち出しています。食品の対米輸出を行う施設のみならず、グローバル第三者認証を正しく運用していくためにもPCQIトレーニングは必須のものとなってくるでしょう。
この研修会は、FSPCA(米国食品安全予防管理同盟)の正式なカリキュラムを採用した認定プログラムです。また e- ラーニング基礎学習を大胆に導入することで 20時間の枠内ではフォローしきれないサニテーションや環境調査、法的要求事項などについて、無料で受講することができます。集合学習ではJHTC専任講師が FSMA に基づく有資格者のための講義、演習を行います。研修会を修了された方には修了証が授与されます。
開催期日
2017年9月28日(木)〜30日(土) 午前9時〜午後5時30分
講師
日本HACCPトレーニングセンター(JHTC)
理事長 浦上弘 専務理事 杉浦嘉彦
会場
発明学会ビル 3階セミナー室
東京都新宿区余丁町7番1号 発明学会ビル
TEL:03-5366-8811
アクセス
- 都営大江戸線 若松河田駅より徒歩約 6 分
- 都営新宿線 曙橋駅より徒歩約 15 分
- 東京メトロ副都心線 東新宿駅より徒歩約 10 分
参加申込締切日
2017 年9月11日(月)
定員
28名様
ご参加費用
お一人様 11 万 720 円(税込み)
ご参加費用には、昼食代、JHTC 会員登録( 3 年毎更新)費用( 2 万円、非課税)が含まれます。 JHTC ではワークショップの受講終了証の発給と同時に、JHTC の会員登録をさせていただいております。
※このワークショップは e-ラーニング基礎学習が国庫補助対象となっております。
最低催行人数
20 名様(20名様に満たない場合は中止させていただくことがございます)
キャリア形成促進助成金(大企業1/3、中小企業1/2)の対象となる場合がございます。恐れ入りますが、詳しくはウェブサイトで「キャリア形成促進助成金」とご検索、ご確認ください。
3 日間の主な内容(予定)
- コースと予防コントロール(Preventive Control)の説明
- 食品安全計画(Food Safety Plan)の概要
- 現行適正製造規範(Current Good Manufacturing Practices : cGMP)とその他の前提条件プログラム(Prerequisite Program)
- 生物的食品安全ハザード
- 化学的、物理的そして経済的動機による食品安全ハザード
- 食品安全計画立案の予備的ステップ
- 食品安全計画準備のリソース(資源)
- ハザード分析と予防コントロール(Hazard Analysis and Preventive Control)の決定
- 予防コントロールのプロセス
- 食品アレルゲンの予防コントロール
- サニテ―ションの予防コントロール
- サプライチェーンの予防コントロール
- 検証(verification)と科学的な妥当性確認(validation)の手順
- 記録保持の手順
- リコール計画
- 規制の概観−現行適正製造規範(cGMP)、ハザード分析とリスク・ベースの予防コントロール(HARPC)
- 各種演習
主催
日本HACCPトレーニングセンター
〒162-0801 東京都新宿区山吹町332オフィス87
(株)鶏卵肉情報センター内
担当:岩本、法嶋
e-ラーニング担当:渡部
E‐mail:info@jhtc-haccp.org
<< 戻る