HACCPフォローアップセミナー
『フードセーフティの最新情報を学ぶ〜』

 日本HACCPトレーニングセンターでは、フォローアップセミナーと題して、コーディネーター、リード・インストラクターおよび上級コーディネーターの登録更新講習会を毎年6月と12月に開催しています。「フードセーフティの最新情報を学ぶ」をテーマに、食品安全に関する多彩な情報を、専門家に解説していただくとともに、コーディネーターやリード・インストラクターによるHACCPの現場体験の事例報告などを行っています(会員は参加費無料)。以下に過去の開催状況をご紹介します。

◆登録更新講習会(フォローアップセミナーの前身)

2002年6月3日、財団法人東京都中小企業振興公社(旧・東京都立食品技術センター)
○「Prerequisite Program(前提条件プログラム)について」
 佐藤懇一(日本HACCPトレーニングセンター理事)
○「HACCPの検証について」
 田中信正(日本HACCPトレーニングセンター理事長)

◆第1回フォローアップセミナー

2003年6月11日、サンプラザ(東京・中野)
○「米国の食品衛生最新情報〜世界的視野から〜」
 田中信正(日本HACCPトレーニングセンター理事長)
○「危害要因分析に基づくGMPとHACCPの確立〜HACCPを挫折しないための条件〜」
 佐藤懇一(日本HACCPトレーニングセンター副理事長)

◆第2回フォローアップセミナー

2003年12月20日、財団法人東京都中小企業振興公社・秋葉原支庁
○基調講演「米国の食品衛生最新情報〜世界的視野から〜」
 田中信正(新潟薬科大学教授、日本HACCPトレーニングセンター理事長)
○「食品安全の確立とその施策〜食品安全委員会の役割、特定保健用食品制度の状況〜」
 坂本元子(和洋女子大学大学院教授総合生活研究科長、内閣府食品安全委員会)
○パネルディスカッションおよび質疑応答
 「HACCPプラン作成とHACCPシステム確立の成功と失敗」

◆第3回フォローアップセミナー

2004年6月8日、サンプラザ(東京・中野)
○基調講演「HACCPにおける危害要因分析の重要性〜書式Aをどう使いこなすか」
 田中信正(新潟薬科大学教授、日本HACCPトレーニングセンター理事長)
○「検討されているISO22000の概要と現在の動き」
 荒木惠美子(財団法人日本食品分析センター)
○事例報告「病院給食などのコンサルティングを通じて〜厨房設備の定義と誤解」
 本山忠広(フードサービスエンジニアリング&コンサルタント)

◆第4回フォローアップセミナー<東京会場>

2004年12月18日、人事労務会館(東京・品川)
○「食中毒調査と疫学の活用」
 田中信正(新潟薬科大学教授、日本HACCPトレーニングセンター理事長)
○「HACCPシステムの検証の重要性と具体的手法」
 松岡隆介(独立行政法人医薬品医療機器総合機構研究振興部希少疾病用医薬品等開発振興課課長、元・厚生労働省関東信越厚生局食品衛生課食品衛生専門官)
○事例報告「HACCPの外部監査の実例」
 石村靖
○事例報告「従業員教育の秘訣」
 長井昭(株式会社サニクリーン広島)

◆第4回フォローアップセミナー<九州会場>

2004年12月17日、ウエルシティ熊本(厚生年金会館) ○「畜産物のトレーサビリティ導入のポイント」
 佐藤懇一(日本HACCPトレーニングセンター副理事長)
○「家畜伝染病予防法の改正と衛生管理ガイドラインについて」
 川邊久浩(熊本県城北家畜保健衛生所)
○「HACCP導入でISO9001s、SQF対応もこわくない」
 川原俊介(株式会社アトルA&F営業本部HACCP推進グループ)
○パネルディスカッションおよび質疑応答 
「HACCPプラン作成とHACCPシステム確立の成功と失敗」

◆第5回フォローアップセミナー

2005年6月23日、東京海洋大学・社会連携推進共同研究センター
○「HACCPの検証・監査の重要性と効果的手法」
 田中信正(新潟薬科大学教授、日本HACCPトレーニングセンター理事長)
○「日本のHACCPの現状と方向性の考察〜ワークショップ、企業見学等を通して」
 浦上弘(新潟薬科大学助教授、日本HACCPトレーニングセンター理事)
○事例報告「食品検査のポイント〜委託側、受託側が注意すべき点とは」
 久保亮一(関東化学株式会社ライフサイエンス部課長)
○事例報告「フードサービス業界のHACCPの現状〜現場指導を通して」
 加藤和悦(有限会社カエツカンパニー取締役社長)

◆第6回フォローアップセミナー<九州会場>

2005年12月21日、ウエルシティ熊本(厚生年金会館)
○「農場段階のHACCP導入の実際」
 川原俊介(株式会社アトルA&F営業本部HACCP推進グループ)
○「農畜産物における認証動向〜SQF、EUREPGAP、ISO22000など」
 向井正弘(SGSジャパン株式会社食糧・食品事業部)
○事例報告「畜産現場におけるHACCPシステム確立の成功と失敗」
 渋谷秀行(協同飼料株式会社安全管理室) 

◆第6回フォローアップセミナー<東京会場>

2005年12月22日、財団法人東京都中小企業振興公社・秋葉原支店
○「ポジティブリスト制の施行について」
 河村成彦(厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課)
○「海外の食品安全動向〜WHO、コーデックスを中心として」
 豊福肇(国立医薬品食品衛生研究所安全情報部第二室主任研究官)
○事例報告「Pathogen Modeling Programを用いた食中毒菌増殖のシミュレーション例の紹介」
 樋田達己(株式会社ダイキン環境・空調技術研究所)
○事例報告「食品製造現場における衛生管理の課題・現場が抱える本当の悩みとは」
 長谷川慶子(有限会社エコロジック)

◆第7回フォローアップセミナー<東京会場>

2006年6月19日、銀座ブロッサム(銀座中央会館)
○「EUのフードチェーンをカバーするHACCP規制の状況〜水産の視点から」
 大塚和子(厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課) 
○「HACCPワークショップの書式作成の指導ポイント〜学生指導の実例より」
 浦上 弘(新潟薬科大学応用生命科学部食品科学科)
○事例報告「FSMS運用と認証取得について〜ISO22000審査会社の視点から」
宮澤公栄(エコアオーデット株式会社)
○事例報告「検証活動における障壁と解決へのアプローチ」
塚下和彦(横浜市南福祉保健センター生活衛生課)

◆第7回フォローアップセミナー<仙台会場>

2006年6月27日、仙台国際センター
○「家畜の生産段階におけるポジティブリスト制度対策とは」
 渡辺邦雄(共立製薬株式会社)
○「農場HACCPの第3者検証制度の概要」
佐藤懇一(日本HACCPトレーニングセンター)
○事例報告「予防獣医の視点に立った新しい臨床獣医師の役割と取り組み」
西村雅明(西村獣医科クリニック)
○事例報告「家畜の衛生管理における家畜保健所の指導実例」
 井戸徳子(岩手県北部家畜保健衛生所)

◆第8回フォローアップセミナー<東京会場>

2006年12月19日、目白カルチャービル
○「国内外のリスクアセスメントの現状と方向性」  
 山本茂貴 (国立医薬品食品衛生研究所食品管理部)
○「中小食品工場の品質・安全性管理のポイント」  
 河岸宏和 (大手流通企業品質部勤務/HP「食品工場長の仕事とは」主宰)
○「レストラン部門に於けるHACCP-9000の認証取得からISO22000への移行まで」  
 渡辺寛・西山秀実 (株式会社DNPファシリティーサービス)
○「食品施設に求められる衛生的運用と設計施工」  
 佐藤徳重 (株式会社フードテクノエンジニアリング)

◆第8回フォローアップセミナー<宮崎会場>

2006年12月14日、ウエルネス交流プラザ
○「家畜の生産段階におけるISO22000の解説」  
 河原俊介 (株式会社アトル)
○「カナダ畜産HACCP検証視察ツアー報告」  
 杉浦嘉彦 (株式会社鶏卵肉情報センター)
○「九州獣医師HACCP研究会 (九獣会) の活動と農場指導の実際」  
 藤原孝彦 (藤原動物病院)

◆第9回フォローアップセミナー<名古屋会場>

2007年8月3日 吹上ホール
○最適厨房研究会の活動内容報告〜安全な厨房施設の規格とは」
服部工業株式会社ニューマーケット事業部  金田一宏
○「農場HACCPと今後求められる検証体制」
 株式会社アトルA&F営業本部  川原俊介
○「丸トグループのHACCP導入経過報告〜農場から食卓まで」
豊橋飼料株式会社テクニカルセンター
○「セントラルキッチンのHACCP導入」

 ※演者の所属および役職は講演当時のものです。

◆第9回フォローアップセミナー<東京会場>

2007年8月9日 綿商会館
○「総合衛生管理製造過程の本来の目的とHACCPの正しい理解」
厚生労働省医薬食品局食品安全部監視安全課課長 加地祥文
○「食品表示に関する規制と食品企業の留意点」 農林水産省消費・安全局表示・規格課  担当官
○「ISO22000と食品企業のリスク管理」
(財)日本燃焼機器検査協会 品質システム審査登録センター所長 寺部哲央
○「食品工場の衛生管理の失敗事例、成功事例」
株式会社QA-テクノサポート取締役 衣川いずみ

 ※演者の所属および役職は講演当時のものです。

◆第10回フォローアップセミナー<熊本会場>

2007年12月7日、熊本産業展示場 グランメッセ熊本
○「今後展開される、家畜の生産段階におけるHACCP検証ワークショップの概観」  
 古谷陽子 (株式会社アトルHACCP技術推進部)
○「ペストコントロールのこれからの手法IPM」  
 菅野格朗 (環境機器(株) 営業開発部技術コンサルタント)
○「牛の生産現場でのHACCP導入取り組み事例」  
 (株) 薄牧場
○「九州獣医師のHACCP取り組み事例」  
 犬丸憲之 (筑豊総合家畜診療所)

◆第10回フォローアップセミナー<東京会場>

2007年12月18日、東京都立産業貿易センター内「台東区民会館」
○「リステリアの汚染実態と制御」  
 五十君静信 (国立医薬品食品衛生研究所 食品衛生管理部第一室長)
○「食品企業の企業理念」  
 日和佐信子 (雪印乳業株式会社 社外取締役)
○「二者監査場におけるHACCP現場の問題点」  
 佐藤邦裕 (日本生活協同組合連合会 品質本部 本部長スタッフ 品質管理担当)
○「食品企業の衛生管理の実態〜サニテーション、5Sの構築の実態とは」  
 片桐史人 (ジョンソンディバーシー(株)フードセーフティー研究所チーフコンサルタント)

◆第11回フォローアップセミナー<東京会場>

2008年7月15日、品川区 ゆうぽうと 7階「重陽 (東)」
○「今求められる食品業界のモラル対策と内部統制」
 白井邦芳 (AIGコーポレート・ソリューションズ(株) 常務執行役員       
 コンサルティング事業本部 本部長
○「備えるべく危機管理とリスクマネジメント」  
 高橋 勝 (AIU保健会社 リスクコンサルティング部長)
○「期限表示設定の科学的根拠とその考え方」  
 伊藤 武 (財団法人東京顕微鏡院 食と環境の科学センター所長)
○「食品製造現場の衛生管理の実態と対策」  
 新名史典 (サラヤ株式会社 商品開発本部商品企画室室長)

◆第11回フォローアップセミナー<仙台会場>

2008年7月23日、仙台青葉カルチャーセンター
○「HACCPを基礎とした地域認証事例―北リアス畜産経営HACCP認証協議会立ち上げから運用まで―」  
 田村 貴 (岩手県県北家畜保健衛生所 獣医師)
○「3つの事例から見た農場HACCP推進の効果―HACCPを基礎とした3つの養豚場での取り組み効果」  
 榎戸利恵 (なのはなベテリナリーサービス獣医師)
○「HACCP認証制度へ向けたNPO日本食品安全検証機構の役割−HACCP認証基準策定から認証体制へ向けたNPOの取組み−」  
 佐藤懇一 (NPO日本食品安全検証機構 常務理事)
○「北海道HACCP自主衛生管理認証制度について」  
 奥野和弘 ((株)キュー・アンド・シー代表取締役 北海道HACCP推進連絡協議会代表

【主催セミナー】

食品安全性に関する国際シンポジウム
「21世紀の食品安全性確保の手段;国際的な視野で考える」
Food safety measures in the 21st century; International perspectives

開催概要

〔日程および会場〕
東京会場 2002年5月30日、日本橋公会堂(東京・日本橋)
新潟会場 2002年5月31日、ホテル・イタリア軒(新潟市西堀通)
〔主催〕
○東京会場 財団法人日本漢方医薬研究振興財団、日本HACCPトレーニングセンター
○新潟会場 財団法人日本漢方医薬研究振興財団、新津市バイオリサーチパーク推進機構準備委員会
〔共催〕日本農芸化学会、日本薬学会

プログラム

○シンポジウム開催の目的
 田中信正(新潟薬科大学応用生命科学部食品科学科教授)
○食品企業における安全性確保への取り組み:世界的視野から
 キャサリン・スワンソン(米国ピルスベリー社微生物学・食品安全担当部長)
○食品安全性の評価:疫学とリスクアセスメントの世界の状況
 春日文子(国立感染症研究所)
○そのまま食べられる(RTE)食肉製品施設における安全性確保の手段:環境衛生プログラム
 ジョセフ・マイヤー(米国クラフトフーズ社食品安全担当)
○保健機能食品制度について
 見田活(厚生労働省医薬局食品保健部企画課新開発食品保健対策室保健機能食品係長)
○ELISAによる特定原材料の検出
 本庄勉(株式会社森永生科学研究所

HACCPエグゼクティブセミナー
「HACCP導入の経済効果と正しい検証
〜あなたの会社はHACCPシステムの効果を享受しているか〜」

開催概要

〔日程および会場〕2005年4月25日、きゅりあん(東京・品川)
〔主催〕日本HACCPトレーニングセンター
〔共催〕NPO法人サニテーション・デザイナー協会、株式会社鶏卵肉情報センター、ATP・迅速検査研究会
〔後援〕NPO法人日本食品安全検証機構、ジョンソンディバーシー株式会社、HACCP・AJVC(危害分析重要管理点対策共同事業センター)、対米・対EU輸出水産食品HACCP認定施設協議会、FCSI(Foodservice Consultants Society International)

プログラム

○「セミナー開催の目的について
 岩本嘉之(月刊「HACCP」編集長、日本HACCPトレーニングセンター事務局長)
○「日本の食品企業が陥りやすい誤解〜国際的に認められるHACCPにするために」
 田中信正(新潟薬科大学応用生命科学部教授、日本HACCPトレーニングセンター理事長)
○「米国におけるHACCP実施の影響〜トップのコミットメントと検証を成功させる鍵とは〜」
 ジェニー・スコット(米国FPAフードセーフティ・プログラムズ・シニアディレクター)
○「経営に役立つHACCP〜外食チェーンにおける教育・検証の実例」
 安藤洋次(NPO法人サニテーション・デザイナー協会理事長)

※本セミナーは、FPA(Food Products Association、旧・NFPA、全米最大の食品業界団体)のJ・スコット博士が日本HACCPトレーニングセンター主催の第3回HACCP検証(verification)ワークショップの講師として来日した日程に合わせて開催された。

【後援セミナー】

今、食品企業は安全・安心にどう応えるか?
『企業存続のためのリスクマネジメント』

開催概要

〔日程および会場〕2002年10月31日、日本橋公会堂(東京・日本橋)
〔主催〕月刊「HACCP」(株式会社鶏卵肉情報センター)
〔協力〕スリーエム ヘルスケア株式会社、株式会社テストー、メルク株式会社、エア・ブラウン株式会社、株式会社コスモ・サイエンティフィック・システム、日本HACCPトレーニングセンター

プログラム

○「経営者・管理職に求められるリスクマネジメントとガバナンスとは?」
 佐藤徳之(マーシュ・アンド・マクレナンカンパニーズ)
○「安全・安心に応えるための具体的取り組み」
 新宮和裕(財団法人日本冷凍食品検査協会)

畜産物の安全性確保(HACCP)セミナー2003
「農林水産省が進める家畜の衛生管理ガイドラインの解説」

開催概要

〔日程および会場〕
札幌会場 2003年7月25日、ホテルラフィナート札幌(札幌・中央区)
盛岡会場 2003年7月28日、マリオス(岩手・盛岡市)
東京会場 2003年7月30日、日本橋公会堂(東京・日本橋)
〔主催〕株式会社鶏卵肉情報センター
〔後援〕日本HACCPトレーニング・センター

プログラム

○特別講演「厚生労働省の安全性確保への取り組み:HACCP、トレーサビリティの重要性」
 品川邦汎(岩手大学農学部)
○家畜の衛生管理ガイドライン(HACCP)とは
 茶薗明(東京食糧安全研究所)
○HACCP定着のための効果的な作業手順
 札幌会場 藤巻哲也(共立製薬株式会社北日本営業所)
 盛岡会場 木村滋(共立製薬株式会社東北営業所)
 東京会場 渡辺邦雄(共立製薬株式会社プロダクトマネージャー)

【公的行事での講演】

「HACCP実務ワークショップ」

2000年2月22日、国立公衆衛生院講堂(東京・白金台)

※本ワークショップは、熊谷進(東京大学)、丸山務(麻布大学)、山本茂貴、藤原真一郎(国立公衆衛生院)、小久保彌太郎(都立衛生研究所)、小沼博隆(国立医薬品食品衛生研究所)、森田邦雄(厚生労働省)が発起人となって2000年2月に開催された(発起人の所属は当時のもの)。
 日本HACCPトレーニングセンターからは、田中信正理事長が「民間教育の現状」と題して、当センターの概要を紹介した。