イベント>ワークショップスケジュール

<< 戻る

時代が求めるのは“力量”実証できる監査者
第12回 HACCP Verification and Validation Course
〜 HACCP システムの「検証」を徹底トレーニング
JHTC 認定 上級コーディネーター養成ワークショップ

HACCP において「計画」と「運用」は表裏一体をなすものです。HACCP コーディネーター養成コースでは HACCP 計画を作成することに学習の主な焦点が当てられましたが、上級コーディネーターにはHACCP システムを運用することに学習の主な焦点が当てられます。このシステムを実施あるいは監督するための基礎要求事項が「検証」および「科学的な妥当性確認」となります。自治体の食品衛生監視員にあっては、求められる「運用の有効性および実施状況等の検証」がこれに当たります。

HACCPシステムとは、HACCP 計画だけでなくハザード分析をした結果、見直された PRP 項目まで含めた食品安全計画(あるいは衛生管理計画)、すなわち HACCP プログラムの運用している状態、あるいはその結果と言い換えられます。その要素には、“CCP の検証”として「記録の確認」「校正と精度確認」「独立した確認」、“PRP の検証”として「重大な変更管理」「標準作業手順の検証」「環境調査およびその他の独立した確認」「サプライチェーンの検証」、“HACCP システム検証”として「第 2 者および第 3 者の監査」、「内部監査」、「食品安全計画の再分析」が挙げられます。

“科学的な妥当性確認”は特にハザード分析および CCP の設定の科学的基礎を与えるものです。またある種のサニテーションやアレルゲン交差の確認においては有効なものです。HACCP における妥当性確認は品質の妥当性とはまったく違いあくまでも“安全性”の物差しでの妥当性を確認することです。この基礎が無ければ HACCP はその正統性を失うと言ってもよい、きわめて重要なカギとなる要素です。

世界的な食品安全確保のルールに大きな影響を与える FSMA(米国食品安全強化法)における「ヒト用食品のための予防コントロール」(PCHF)規制ではハザード分析に基づき環境由来菌のサニテーション予防コントロールが特定された場合には、検証要素として「環境調査」(Environmental Research)を義務付けることとなりました。この環境調査は民間のグローバル第三者認証にも 2017 年 3 月の「ガイダンス文書 第 7 版―ベンチマーキング要求事項」で明確に要求されたため、FSSC22000 や SQF、Global G.A.P などGFSI 承認を目指すスキームにおいても必須要素です。

コースの紹介動画はこちら(Youtubeに飛びます)

集合学習の紹介動画はこちら(Youtubeに飛びます)

<主なトレーニング内容>

  • 前提条件プログラム、HACCP の概要、関連情報
  • 前提条件プログラム(PRP)の検証
  • 検証における環境モニタリングと製品検査
  • CCP の検証
  • 機器の校正、記録の見直し、独立したチェック
  • HACCPシステムの検証
  • Verification(検証)とValidation(科学的な妥当性確認)
  • HACCPコンプライアンス監査、記録のレビュー、現場のインスペクション
  • 科学的な妥当性確認と再評価
  • HACCPプログラムの監査
  • 品質管理の監査とHACCP の監査
  • FSMA における外国供給者検証プログラム(FSVP)
  • フード・ディフェンス(食品防御)について

など

※上記内容の基礎学習をe-ラーニングにより事前学習します

※本コースのご受講には、HACCPコーディネーター相当の知識が必要です。

◆講師

一般社団法人 日本HACCPトレーニングセンター
理事長  浦上 弘(HACCP 及び PCQIリード・インストラクター)
専務理事 杉浦嘉彦(HACCP 及び PCQIリード・インストラクター)

◆開催日

<基礎学習> 2020年1月20日(月)〜3月13日(金)
<集合学習> 2020年3月26日(木)、27日(金)

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、集合学習は延期となりました。詳しくはこちらのページをご覧ください。

◆スケジュール

※進行状況により多少の変動があります。

e-ラーニング基礎学習
第0章基礎学習の導入
第1章HACCPの概観
第2章前提条件プログラムの検証
第3章CCP(必須管理点)の検証
第4章HACCPシステムの検証
第5章HACCP計画の科学的な妥当性確認と再評価
第6章HACCPプログラムの監査
第7章米国のHACCP規制および新規制FSMA
集合学習
【1日目】
10:00開会
10:15自己紹介 −何を学びたいか?
11:00HACCPの概要 レビュー
11:30演習事例:製品とその製造法
12:00昼食
13:00FSMA施行後の前提条件プログラムの検証
14:00環境モニタリングと検証のための製品検査
15:00休憩
15:15前提条件プログラムとCCPの検証 レビュー&演習
16:45ワーキング・グループ・プレゼンテーション
17:30FSMA−食品防御(Food Defence)と意図的な粗悪化(Intentional Adulteration)
18:301日目終了
【2日目】
9:00HACCPシステムの検証、HACCP計画の科学的な妥当性確認と再評価 レビュー
10:15休憩
10:30ワーキング・グループ・エクササイズ −HACCPシステムの検証と再評価
12:00昼食
13:00ワーキング・グループ・プレゼンテーション
14:30HACCPプログラムの監査 レビュー
15:15休憩
15:30HACCP法制化による弾力性
16:30研修会の概要とまとめ
17:00終了

※進行状況等により、スケジュールが変更される場合がございます。
※受講終了はあくまで全日程にご参加いただくことが前提となります。日程途中での欠席や頻繁な退場は、グループディスカッションによる演習等にも支障をきたしますので、その点ご承知おきくださいますようお願い致します。

◆会場

発明学会ビル 3階セミナー室
東京都新宿区余丁町 7 番 1 号
TEL:03-5366-8811

◆定員

24 名様

※定員に達しましたので参加お申し込みを締め切らせていただきました。

※社内での HACCP チーム編成を視野に各企業で複数名でのご参加をお勧めします。

※集合学習では、受講者の方々に4班に分かれてワーキングを行っていただきます。その際、各班・各企業様より1名様まで(実質、同一日程へのお申込みは1企業4名様まで)とさせていただきますので、ご了承ください。

◆ご参加費用

お一人様 70,000円(税別)

参加費用には、昼食代、HACCP上級コーディネーターとしての認定登録(3年毎更新)費用(2万円・非課税)が含まれます。
(JHTCでは、ワークショップの受講終了証の発給と同時に、HACCP上級コーディネーターとしてJHTCへの会員登録をさせていただいています)

◆最低催行人数

20 名様 (20 名様に満たない場合は中止させていただくことがございます )

キャリア形成促進助成金 ( 大企業 1/4、中小企業 1/3) の対象となる場合があります。ただし、申請には雇用・能力開発機構の各都道府県センターにお問い合わせいただき、事前に年間職業能力開発計画などを提出、申請しておく必要があります。

◆参加申込締切日

2020年3月6日(金)

※申込前に必ず「キャンセル・日程変更ポリシー」をご確認ください<<

<< 戻る

▲このページのトップへ戻る

組織

組織
会員
コンサルタント登録
エリアオフィサー制度
公共事業への取り組み

活動内容

ワークショップ研修事業
HACCP関係解説
コンサルタント紹介・相談窓口
会員向けページ

イベント

一般社団法人
日本HACCPトレーニングセンター
(株)鶏卵肉情報センター・東京支社内
〒162-0801
東京都新宿区山吹町332 オフィス87 5階
E-mail:info@jhtc-haccp.org

食×農MOOCは、ウェブを活用したオンデマンド講義配信システムです。食品安全に関する最新情報を、職場やご自宅に居ながらにして学習できます